今日は、平木典子先生の本
『図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術』
を紹介します。
「なぜ……?」「どうして……?」という質問が生む
マイナス効果についても書いていきます。
『図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術』は、
上手な聴き方を教えてくれる本です。
イラスト入りで読みやすく、かつ、分かりやすく
解説されています。
一般の方向けの本ではありますが、
カウンセラーの自己チェック用にも使える本だと思います。
例えば、これらの6つの態度(対応)。
①先入観のある対応
②無関心な対応
③自分の話したいことや興味を優先する
④正解思考/議論のような対応
⑤「違い」を「間違い」と判断する
⑥アドバイス志向
●平木典子著『図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術』
(PHP研究所/2013/P20)より項目のみ引用
全て、「聴く」ことの妨げになる態度(対応)を示しています。
これは基本的には、カウンセリングの場面でも同じ。
ついつい無意識にでもやってしまわないように、
私も自分の内面を、しっかり整えておかねばと思いました。
ここで本書より、「なぜ」「どうして」という質問が生む
マイナス効果について書かれているところを引用します。
「なぜ○○なの?」というのが、理由を聞いているのではなく非難になることがあります。
英語でも「Why」は注意して使います。
「なぜ?」には、「あなたの理由はおかしい」というニュアンスが含まれやすいからです。
初めから「理由なんかないはずだ」という感じで「なぜ」と言っているわけです。
●平木典子著『図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術』
(PHP研究所/2013/P82)より引用
「なぜ」「どうして」で質問されたときに
非難されたように感じることってありますよね。
そして、ついついきつい言葉で返事をしてしまったり……。
そうならないためには、
質問するときに「なぜ」「どうして」を使わずに、
「どんなふうにして○○になったの?」
「何か理由があったの?」
と訊くといいようです。
(P82を参考にしました)
確かに相手に与える印象が、
ぐっとやわらかくなりますね。
「なぜ」「どうして」ではなくて、
「どんなふうにして」を使って訊く。
簡単に出来ることだからこそ、大事にしていきたいと思いました。
(日常においても、カウンセリングにおいても)
『図解 相手の気持ちをきちんと<聞く>技術』
「聞く」「聴く」「訊く」のスキルをアップさせて
人間関係をよりスムーズなものにしたい方に
お勧めします。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!