わかりやすい「解離性障害」入門 ~幻聴=統合失調症ではない

今日は、最近読んだ岡野憲一郎先生(編)の本、
わかりやすい「解離性障害」入門』の紹介と、
読んだ感想などを書いていきます。

 

『わかりやすい「解離性障害」入門』は、
事例を混じえながら、解離について様々な角度から解説されている
とても分かりやすい本です。

専門的、かつ、理解しやすく書かれているので、
解離について学びたい方にお勧めです。

 

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さて、一言で解離性の障害と言いましても、症状は実に様々です。

 

★健忘(過去の経験の一部または全部を、後に思い出せない)

★人格交代(多重人格、解離性同一性障害による)

★自動症(本人の意思とは別に、体や心が自動的に動かされる)

★幻視や幻聴

★離人症状(自分という感覚、自分の意志で行っているという実感が失われる)

★てんかん

★体外離脱体験

★性格の一部喪失

・・・

 

など、色々あります。(上に挙げたものが全てではありません)

 

症状の強さの面から言いましても、
誰にでも起こりうる日常的な解離もあれば、
病的な解離もあります。

 

幻視・幻聴の訴えのあるケースでは、
統合失調症と誤診されることもあります。

(幻視・幻聴=統合失調症とは限りません)

 

他の精神疾患と併発することも多く、
治療者側が解離の症状に気づきにくいケースも多いようです。

(他の症状と絡み合っていたり、
患者さんが症状について語ら(れ)なかったり…)

 

「解離」を正しく理解(あらゆるケースを想定して)することは、
容易ではありませんが、それができれば
見立てやカウンセリング(心理療法)の質を
大きく向上させることができると思います。

だから、解離についてもしっかり学んで、
活かしていきたいと思っています。

 

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!