今日は、ドイツの心理カウンセラー、
ベルベル・ヴァルデツキーさんの本
『いつも気にしすぎてしまうあなたへ』を紹介します。
読んだ感想と、自分の体験談を少しだけ書いていきます。
『いつも気にしすぎてしまうあなたへ』は、
誰かを傷つけてしまったり、
誰かに傷つけられたりしたときの対処法が
分かりやすく解説されている本です。
傷つけ合うメカニズムやプロセスについても
失恋や些細な口論、ケンカ、暴力沙汰に至るまで
様々なシチュエーションごとに解説されています。
全体的に、難しい言葉を使い過ぎずに、
読者に寄り添っているような印象を受ける本書ですが、
内容は専門的にみてもしっかり書かれています。
大事なポイントはオブラートに包まずに
はっきりと述べられていますので、
自分のことを直視するように
読者を導く厳しさ(優しさに基づいた)も
併せ持っている本です。
だから本書は
じっくりと自分の内面と向き合ってみたい方にお勧めです。
現在傷ついた状態でお悩みの方にとっては、
新しい気づきや今後の心がけ&行動のヒントが得られる
一冊だと思います。
ここで本書より、「悪気がないのに相手を傷つけてしまった場合」
についての記述を引用します。
私たちは誰かを傷つけると、どうしようもない無力感を覚えます。
特に相手にもう会えなかったり、相手が聞く耳をもたなかったりしたために、悪気がなかったことをはっきり伝えられない場合はその傾向が強くなります。
こうなると、問題は未解決のまま、いつまでも心の中にとどまるしかありません。
●ベル・ベル・ヴァルデツキー著『いつも気にしすぎてしまうあなたへ』
(サンマーク出版/2013/P105)より引用
これ、本当にそうですね。
悪気がなかったのに傷つけてしまい、
そのまま会うことがなくなってしまった相手は私にもいます。
10年も20年も経った今でも、
ふと思い出して、謝りたいなと思うことがあります。
心の奥では、まだまだ完結していないということですね。
今では、どこにいるかも知らない相手ですが、
元気でいること、願っています。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!