子どもが親から受け取る「12の禁止令」

私がときどき読み返して復習している本に、
『自分がわかる心理テスト』(芦原睦著)
という交流分析&エゴグラムの本があります。

 

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この本には、子どもが親から受け取ることの多い、
否定的なメッセージである「12の禁止令」が載っています。

今日は、その内容を紹介し、
私自身の子どもの頃を振り返ってみたいと思います。

(ぜひ、あなたも無理しない範囲で振り返ってみてください)

 

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12の禁止令

1.存在してはいけない

2.男の子(女の子)であってはいけない

3.子供であってはいけない

4.成長してはいけない

5.成功してはいけない

6.何もしてはいけない

7.重要な人になってはいけない

8.所属してはいけない

9.愛してはいけない、信用してはいけない

10.健康であってはいけない、正気であってはいけない

11.考えてはいけない

12.自然に感じてはいけない

●芦原睦著『自分がわかる心理テスト』
(講談社ブルーバックス/1992/P196)より引用

 

あなたが子どもの頃に受け取っていたものに近い
メッセージは見つけられましたか?

私の子どもの頃を振り返ると、父親からは
「5.成功してはいけない」
「7.重要な人になってはいけない」
というメッセージを受け取っていたように思います。

 

「出るくいは打たれる」

「目立ちすぎると叩かれる、いじめられる」

だから……

「大人しくして、目立たないようにしていなさい」

「服装も髪型も、上級生から目を付けられないような、
地味なものにしていなさい」

 

そのようなメッセージを、よく受け取っていました。

これは小さな頃に両親を亡くし、
苦労しながら生きてきた父親の実体験から
生まれた言葉だと思います。

 

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「伸び伸びと自分を表現してはいけない」

「目立たないように、隅のほうで、静かに、
小さくなっていなければならない」

「そうしなければ、上級生からいじめられる」

そんな風に、私は受け取りました。

 

子どもだった私の中に、ビクビクした感情を植えつけ、
育てるのに効果的なメッセージだったように思います。

そして父親の、上記の信念に基づく行動は、
ときに言葉だけではありませんでした。

 

ときどき、子どもの私が自由に子どもらしさを表現したときには、
きっと父親自身の押し込めてきた感情や劣等感などを
刺激していたのでしょう。

はしゃいでいる私を見てカッとなった父親に、
頭を殴られたこともありました。

 

今ではお互いすっかり丸くなって、
穏やかに話し合える関係になったのですが、子どもの頃は父親に、
自分を素直に表現することができませんでしたね。

いつもピリピリ・ビクビクしていました。

家にいても落ち着けなくて、
「自分はこの家の子どもではない」といつも思っていました。

 

今となっては懐かしい、子どもの頃の記憶です。

(当時の心の傷のほとんどの部分は、癒し済みです)

 

子どもの頃に親から受け取っていた禁止令。

あなたが今でもその禁止令に苦しめられているとしたら……

きっと、とても苦しくて、辛い思いをされていますよね。

もしそうだとしたら、
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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!