叱るより聞くでうまくいく「子どもの心」 ~「内なる子ども」にも

ずっと気になっていた、子育ての本
『叱るより聞くでうまくいく子どもの心のコーチング』
を読みました。

著者は、和久田ミカ先生です。

 

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本書は、子どもへの接し方を
分かりやすく教えてくれる本。

カラーのイラストや、カラーの4コママンガが付いていますので
とてもカラフルな印象を受けます。

4コママンガの部分を読むだけでも子育てのヒントが満載ですので、
文章を読むのが好きではない方にもオススメしたいと思いました。

 

内容的には、
「子どもの話をしっかり聞いて、
そこに込められている思いや感情に共感する」
ということがベースとなっています。

本書を読みながら、子育てだけではなくて、
カウンセリングをするときにも重要になってくる考え方が
たくさん書かれていることに気がつきました。

 

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うん、確かに、カウンセリングと子育ては
共通点が多いのかもしれませんね。

大人のクライエントさんと対話しているときにも
実は、クライエントさんの中にいる
「内なる子ども(傷ついた子どもの心/インナーチャイルド)」と
対話しているような瞬間は多々ありますので、納得できます。

 

私は男性なので、本書を読みながら
和久田先生の女性としての細やかな視点が
とても勉強になりました。

そして、勉強になっただけではなくて、
「そうそう、自分も子どもの頃、こうしてほしかったんだ」
という部分をいくつも見つけることができました。

 

自分の中の「内なる子ども」が、どんな言葉に反応するか?

それを一つ一つ見つけ、感じていくのが
私の趣味みたいなものというか習慣になっています。

そのための素材(ツール)としても、本書は優れた本でした。

 

分かりやすく、実践しやすく書かれているこの本。

内容は、愛着理論などが盛り込まれた本格的なものです。

子育てにお悩み中の方、子どもの心をもっと理解したい方などに
ヒントをくれるいい本ですよ。

 

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!