ヒプノセラピー「私、催眠にかからないんです」

不安症専門カウンセラーである私は、
ヒプノセラピストでもあります。

不安障害克服のサポートや、
アダルトチルドレン関連のサポートなどに、
時々活用しています。

 

ヒプノセラピーの話をしたとき、
「私、催眠にかからないんです」と言われる方が結構多いです。

実は、その時点で、
その方はヒプノセラピーというものを誤解されています。

今日は、そのヒプノセラピーの誤解をされやすい部分についてと、
本当はどういうものなのかについて、書いていきますね。

 

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ヒプノセラピーでは、潜在意識にアクセスしやすい
催眠状態(変性意識状態)に入っていただきます。

その状態で、過去の記憶を思い出していただいたり、
原因を見つけていただいたり、働きかけを行ったりします。

 

誤解を受けやすい催眠状態(変性意識状態)ですが……

これは、例えば
「TVドラマに夢中になって、その世界に入り込んでいる状態」
のようなことを言います。

 

TVドラマに夢中になっているときを
思い出していただければ分かると思いますが……

夢中になっているときでも、通常の意識もきちんとありますし、
気絶しているわけでもありません。

その世界に入り込んでいるときでも、
観るのをやめようと思えば、いつでも離脱できます。

 

やりたくないことはやらずに済みますし、
言いたくないことは言わずに済みます。

催眠状態(変性意識状態)に、
入りっぱなしになるということもありません。

コントロールはセラピストが握っているのではなく、
ご本人様が握っています。

 

(TVドラマを観ながら感動することはありますが、
ドラマの主人公に直接操られたりすることはありませんよね)

(何度も観ているうちに、じわじわと影響を受けることはあり得ます)

 

「私、催眠にかからないんです」と言われる方は、
TVの催眠術ショー(エンターテイメント)と
ヒプノセラピーを混同されています。

ヒプノセラピーでは、クライエントさんがセラピストの意のままに、
無抵抗に操られるということはありません。

 

ですので、ご安心ください。

もちろん、目覚めたときに別の人格になっていたり、
一度のヒプノセラピーで、
自動的に悩みがすっかり消えてしまうということもありません。

様々な取り組みの中の一つとして、
効果的に活用することはできます。

 

以上、ヒプノセラピーの
誤解を受けやすい部分について書きました。

あまり構える必要もなく、かかるかどうかというものでもなく、
安心して気軽にご利用していただけるものだということが
伝わりましたでしょうか。

 

私の個人セッションやグループセラピーでも、
ヒプノセラピーは活用しております。

興味のある方は、気軽にご相談くださいね。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!