今日は、石井裕之先生の本、
『チギレグモノ、ソラノシタ』を紹介します。
この本は、石井先生ご自身が著作の中から選ばれた
お気に入りの5冊の中の1冊です。
(ソースは、USTREAM生放送「ラスト・メッセージ」)
※過去のブログ記事へのリンクです。
本書は、心理療法のエッセンスが織り込まれた
小説仕立てとなっています。
私は、「一体どんなセラピーが織り込まれているのだろう?」
と期待しつつ、専門的な視点も意識しながら読みました。
『チギレグモノ、ソラノシタ』には、
かつての同級生だった6名の元生徒たちと、
彼ら彼女らが高校2年生だった頃に教育実習生として
学校にやってきた奈津美先生が登場します。
6名の元生徒たちと奈津美先生には、
「空を観る会」のメンバーだったという繋がりがあります。
私は、登場人物たちのやり取りや悩みから
20代の若々しさと親近感を感じました。
第1話 あきらめゲーム
第2話 ためらいゲーム
第3話 たいくつゲーム
第4話 おもいでゲーム
第5話 もめごとゲーム
第6話 やりがいゲーム
第7話 ぐっばいゲーム
1話につき1つの「心のゲーム」が出てきます。
通常思い込みがちな視点や考え方から
少しずらしたところに新しい視点や考え方を設けるセラピーの数々。
親しみやすい日常が描かれたストーリーの中に
「生きやすくなるヒント」が散りばめられていました。
普通の小説として読んでも面白くて、
これは予想していなかったことなのですが
最終話で感動させられてしまいました。
読みながら、仲間っていいものだなと思いました。
そして、自分が高校2年生だった頃に
教育実習に来ていた先生のことを思い出しました。
(小説とは違って、男の先生だったけれども)
あのときの先生や同じクラスだった皆は元気にしてるかな?
元気にしてるといいな。
そう思いつつ、今日はここまでとします。
皆さんにも、教育実習生の先生との思い出、
あると思います。
久しぶりに思い出して、懐かしむのもいいものですね。
(^-^)
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!