最近、本屋さんでよく思うのは……
「アドラー心理学」の本だらけだってこと。
あっちにも、こっちにもアドラーばっかり。
昨日行った大きめの書店では
「アドラー心理学コーナー」が設けられていて、
20種類以上のアドラー関連書が並べられていました。
ほんの1~2年前までは、岸見先生の本以外は
アドラー関連書は見かけないなぁと思っていたのですが……
おそらく『嫌われる勇気』というアドラー関連書が
売れたからなのでしょう。
今では各社が一斉にアドラー関連書を出版しました。
「もう、ええちゅうねん」と思うくらいに。(笑)
そんなとき、ブックオフで新しめのアドラー関連書を見つけたので、
「もう、ええちゅうねん」と思いながらも買ってみました。
『コミックでわかるアドラー心理学』という本です。
マンガと解説で構成されている本で、
とても分かりやすくまとめられています。
マンガのストーリーが
日常で起こりうる身近な内容となっていますので、
読んで学んだ後に、普段の生活の中で活かしやすいと思います。
ここで本書より、「4つのライフスタイル」という分類を紹介します。
「自分は何を一番大切に考え、何を目指しているのか」
を振り返るために、活用できると思います。
100%1つのタイプのみに当てはまるということではなくて、
「あくまで優先順位の高いものはどれかな?」という形でお考えください。
★Aタイプ:安楽でいたい(課題解決優先・受動的)
……面倒を避けるために努力する。(強み)気楽で周囲を和ませる
(弱み)マイペースで成長が遅い
★Bタイプ:好かれたい(対人関係優先・受動的)
……好かれるために努力する(強み)みんなと仲良くなろうとし、敵を作らない
(弱み)嫌われないように周囲に合わせて行動しがち
★Cタイプ:リーダーでいたい(対人関係優先・能動的)
……主導権を握るために努力する(強み)頼りがいがある
(弱み)頑固で融通が利かない
★Dタイプ:優秀でありたい(課題解決優先・能動的)
……自分で決めたことに努力する(強み)「やろう」と決めれば何でもできる
(弱み)一人で問題を背負い込みがち
●向後千春監修『コミックでわかるアドラー心理学』
(中経出版/2014/P111,113)図表より抜粋・引用
あなたは、どのタイプの優先順位が高いですか?
私は、Dタイプの優先順位が高いです。
個人事業主として、
一人で問題解決をしていくことがほとんどなので、
「やればできる」という思いと
「一人で問題を背負い込みがち」という部分は
その通りだと思います。
他には、Aタイプの「なるべく楽したい」という部分もあります。
Bタイプについては、
誰にでも好かれたいという気持ちはないので
優先順位は低いですね。
Cタイプについても、優先順位は低いですね。
仕事上でリーダーになることは多かった(特にサラリーマン時代)ですが、
いつでもメンバーとは、50/50でいようと考えてきました。
※先に仕事を始めた分だけ、自分のほうが詳しくて当たり前。
「ただ、それだけ」という考え。
「誰かの上にも下にもなりたくない」
という思いが強いかな。
……んん?
「下になりたくない」という点では
Cタイプも結構当てはまってますね。
(「リーダーでいたい」とは違いますが)
ちょっと訂正です。
……と、こんな風に
自分のことを振り返ってみることは大事ですね。
「今の自分」だけではなく、
「なりたい自分」を合わせて考えてみることも
とても有意義だと思います。
よろしければ、やってみてください。
今回読んだ『コミックでわかるアドラー心理学』。
予想以上にしっかり学べる本でした。
「もう、ええちゅうねん」を撤回して、
「分かりやすい本を出してくれて、ありがとう」に
言い換えたいと思います。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!