今日は、生田倫子先生の本
『ブリーフセラピーで切り抜ける 対人トラブル即解決力』
を紹介します。
本書より引用しながら、
「モンスターペアレントの8つのタイプ」
についても書いていきます。
『ブリーフセラピーで切り抜ける 対人トラブル即解決力』
で描かれているステージは病院です。
病院のスタッフ同士の人間関係の問題や
看護師と患者さんとの間で発生したトラブルを、
ブリーフセラピー(短期療法)で解決した事例が
たくさん載せられています。
※他業種の会社での人間関係にも応用できる内容です。
ブリーフセラピーの特徴は、
「問題の原因を追究しない」ということ。
そして、「当面の問題を解決する」ということ。
本書の事例の中には、心理療法というよりは
ちょっとした工夫によって人間関係が改善されていった
ケースも多く載っています。
※ちょっとした工夫=マニュアルを作る、ルールを決める、手紙を書くなど。
私は読みながら、自分が会社勤めしていた時代に取り組んでいた
改善提案を思い出しました。
なるほど、そういうレベルのこと(といっても効果は素晴らしい)も
ブリーフセラピーに含まれるんだなと、
いい勉強になりました。
本書には、ブリーフセラピーのエッセンスや活用法が
多数解説されていますが、
それ以外にも興味深い内容が載っています。
その一つが、モンスターペアレントのタイプ分けについてです。
①主張が発展したエスカレート攻撃タイプ
②窮鼠猫を噛む式の防衛的攻撃タイプ
③自己顕示欲による攻撃タイプ
④注意獲得行動型攻撃タイプ
⑤利得獲得を目的とした戦略的攻撃タイプ
⑥逆転移的攻撃タイプ
⑦人格障害をベースとした攻撃タイプ
⑧外敵の必要性に迫られている攻撃タイプ
●生田倫子著『ブリーフセラピーで切り抜ける 対人トラブル即解決力』
(日総研出版/2011/P89-91)より項目のみ抜粋・引用
すごくよく分類されていると思います。
相手がどのタイプに当てはまるかによって
適切な対処方法が変わってきます。
どのタイプに当てはまるのかなと考えるだけでも
見えてくるもの、ありますよね。
①②の中には、ごく普通の人が様々な条件が重なったことによって
モンスターになるように追い込まれていったケースも
多いだろうなと思いました。
なお、『ブリーフセラピーで切り抜ける 対人トラブル即解決力』
には、それぞれのタイプについての解説も載っています。
興味のある方は、読んでみてください。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!