『会社でうつになったとき 労働法ができること』
という本を読みました。
この本は、会社にお勤めの方が
うつ病などのメンタル不調になったときに、
どのように動けばいいのかを教えてくれる本です。
内容を大ざっぱに書くと……
★解雇・退職のルールについて
★休職・復職のルールについて
★労働時間のルールについて
★病気の労働者を支える制度について
など、教えてくれます。
もし本書が読みやすくて分かりやすい本なら
こういう情報が必要なクライエントさんが現れたときに
紹介できるので、私は期待を持って読んでみました。
内容的には、産業カウンセラーの資格試験のときに
一通り学んだ範囲なのでいい復習になりました。
ただ、何だろう。
ほとんど文字ばかり(専門用語の羅列…)で表現されているので
頭に入りにくいように感じました。
本書は、うつ病などのメンタルヘルス不調の方を
対象とした本なのですが、
うつ状態の方が本書を読んで理解するのは
しんどすぎて難しいように思います。
もっと図表やイラスト、シンプルな箇条書きなどをたくさん入れて
カラーにしたら、分かりやすい本になっただろうなと思います。
専門用語の解説も、しっかり入れてほしかったです。
正直な気持ちを書いたら、
ちょっと厳しめな感想になってしまいました。
(期待が大きかったので……)
狙いはいいのに、もったいないと感じました。
うつ状態に悩む本人ではなくて周囲の方が読む分には
意味のある本だと思います。
法律関連という複雑な内容を
分かりやすい本にまとめるという作業は
容易ではないと思いますが、
メンタル不調の方にも読みやすい本があったらいいと強く願います。
もしかすると、私が知らないだけですでにあるのかもしれないので
これからもチェックしていきます。
(とはいえ、法律は少しずつ改定されていったりするので、
本よりインターネットで調べたほうがいいのだろうか……?)
少々揺れ動きつつ、今日はここまでとします。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!