今日は、私が以前アップしていたサイト
『社会不安障害 ☆ 自力で克服体験記』より
記事を1つ紹介します。
私が社会不安障害を克服するために
実践していた方法の内の1つです。
●「私の過去サイトから紹介」シリーズ
「治りたい」と「治りたくない」を整理する ~私の過去サイトから紹介
まだまだ回復しきれていなくて、
どこにいても人の視線が気になって緊張してしまう。
自尊心はガタガタに傷つき、
「自分はなんてダメなやつなんだろう」と
いつも思っていた頃に実践していました。
それでは、以下に紹介します。
こちらはより日常的に行なう方法です。
自分に声をかけながら、「自分を受け入れ許し続ける」ということを行います。
例えば、人の視線に緊張して震えてしまったときに「震えてもいいよ。それでも私の自尊心は揺るぎません」と、自分に言ってあげます。
そのときにもし「何て自分はダメなんだろう」という声が浮かんできたら、「ダメでもいいよ。それでも私の自尊心は揺るぎません」と自分に言ってあげます。
そこで更に、「でもこんなのはイヤだ」という声が浮かんできたら、「イヤだと思っているんだね。それでもいいよ。私の自尊心は揺るぎません」と自分に言ってあげます。
更に、「そうは言ってもそれでいいとは思えない」という声が浮かんできたら、「それでいいとは思えないんだね。それでもいいよ。私の自尊心は揺るぎません」と自分に言ってあげます。
このように、どこまでも受け入れて許し続けることがポイントです。
すぐに受け入れたり許したりすることができなくても大丈夫です。
なぜならそれは、今まで通りを維持しようとする潜在意識の働きによる当たり前の作用ですから。
日常において自分自身に語りかける言葉全てが潜在意識に刷り込まれます。
なので、とことん自分を受け入れて許し続けることが大切です。
ここでもし、「とは言ってもそんなに簡単なことじゃない」「それができないから苦労している」と思ったとしても大丈夫です。
「簡単なことだと思えないんだね。それでもいいよ。私の自尊心は揺るぎません」「それができないから苦労していると思っているんだね。それでもいいよ。私の自尊心は揺るぎません」と自分に言ってあげましょう。
「それでもいいよ」が潜在意識に定着する頃には、悩みや症状がぐっと軽くなってくると思います。
ここでは「自尊心」という言葉を使いましたが、「自己肯定感」「自信」「誇り」等の言葉に置き換えても大丈夫です。
自分にしっくりくる言い回しを見付けましょう。
やってみて、「ああ、自分は全然上手くできない」と思ったとしても、「上手くできなくてもいいよ。最初はそれで当たり前。私の自尊心は揺るぎません」と自分に言ってあげましょう。
ここで紹介した「自分を受け入れ許し続ける」は簡単に実践できることですが、かなり強力な方法です。
実際に実践されると、ご自分の中に起こる良い変化を感じていただけるのではないかと思います。
なお、緊張の場面等で心に余裕がなくて言葉が思いつかない場合は、「それでもいいよ」「それでもいいよ」と心の中で繰り返し言い続けるといいですよ。
私はそれで何度も救われましたし、今でも習慣づいています。
自尊心が十分に育った今では必要なくなりましたが、
悩んでいた当時には、この方法から力をたくさんもらっていました。
暴露療法として、不安場面に自ら飛び込んでいくときにも、
不安に飲み込まれそうになっている心に
「それでもいいよ」がすごく効きました。
また、何かに取り組んだ後に、
上手くできなかった自分を責める代わりに
「それでもいいよ」と自分に言ってあげることで、
心を落ち着かせることができました。
※結果がどうであれ、
取り組んだ自分に対して「よく頑張ったね!」と
褒めてあげてあげてくださいね。
※「それでもいいよ」と言いながら、
回避ばかりし続けることや迷惑行為をはたらくことなどは
この方法の趣旨から外れています。
※回避は場合によっては必要なときもあります。
そのときは、「それでもいいよ」と言ってあげてください。
小さな積み重ねが、心の中(潜在意識)では
きちんと蓄積されていきます。
ご自分の変化を実感されるときが、
きっと訪れてくれるのでは、と思います。
今日紹介した方法は簡単にできることですので
これは、と思われた方はお試しください。
応援しています。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!