突然ですが、中学・高校生時代の授業中に、
どうしても眠くなってしまう科目ってありませんでしたか?
私は高校生時代に、クラスでも「よく眠る奴ベスト3」に入るくらい
授業中に眠っていたのですが、特に国語の授業でよく眠っていました。
国語の授業では、「~格」や「~詞」などの文法用語がよく出てきますよね。
私はそれらの用語に全く興味が持てなくて、眠るよりほかはなかったのです。
(どんなん 笑)
先生の話は、まるで遠くに聞こえる子守唄のようで…。
私を夢の世界へと誘いました。
当時の私の体には、きっと、文法用語で作動する
「自動睡眠装置」が搭載されていたのでしょう。
とてもよく働く、性能の良い装置でした(笑)
当時から、早27年以上経ちます。
その間私は、自分の中の「自動睡眠装置」の存在を
すっかり忘れていたのですが、
最近、あることがきっかけとなって、思い出すことになりました。
長い年月を経て、再び「自動睡眠装置」が作動したのです(笑)
そのきっかけになったのが、この本です。
『日本人のための日本語文法入門』
この本には、「~格」や「~詞」という文法用語が多数出てきます。
私は自分の中で作動する「自動睡眠装置」と戦いながら
何とか最後まで読み切りました。
(寝たり起きたりを繰り返しながら、やっとのことで読み切りました)
(この本が面白くないという意味ではありません)
本書には、私たちが学校教育で(私は睡眠学習で 笑)学んできた
「文法」とは異なる視点から見た「日本語文法」について解説されています。
例えば、どういう内容なのかというと…
父親は 台所でカレーライスを作った
(主題) (解説)文の主題は「父親は」で、その解説が「台所でカレーライスを作った」ということになるわけです。
日本語文の多くはこのような「主題-解説」という構造であり、学校文法で教えられる「主語-述語」の関係ではありません。
●原沢伊都夫著『日本人のための日本語文法入門』
(講談社現代新書/2012/P40)より引用
日本語の多くは、「主語-述語」の関係ではない、ということだそうです。
私には、このことがとても新鮮に響きました。
この部分に興味を持たれた方は、ぜひ読んでみてください。
日本語をよりシンプルに捉えた切り口が満載の、面白い本です。
「は」と「が」の使い分け、「~ている」と「~てある」の違いなど
とても勉強になりました。
頭の中で、ごちゃごちゃになっている「日本語文法」というものを
一度ばらして、整理し直すのにもってこいの本だと思います。
ただ、私のように学問としての国語に馴染みの薄い人にとっては、
少々難しい面もあり、何度も読み返す必要が出てくるかもしれませんが……。
副業の関係で、文章力の向上が必須の私。
めげずに読み返して、自分の能力向上につなげていきたいと思います。
ある意味、国語に興味のなかった私に対する挑戦状のような一冊ですね。
この挑戦はきっと、私のブレイク・スルーにつながる挑戦!
負けませんよ!
ああ、まぶたが閉じる…閉じていく…。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!