認知行動療法は、書籍を見ながら
一人でも取り組める方法ではありますが、
その場合、大事な部分がすっぽり抜けてしまい、
認知行動療法の良さを十分に活かせない可能性もあります。
※認知行動療法は、カウンセラーとクライエントさんが
協同関係(チーム)を作って取り組むのが基本です。
そのすっぽり抜けてしまう大事な部分とは……。
★話を聴いてもらうこと
★心の中にあるものを吐き出すこと
★受容してもらうこと
★共感してもらうこと
★カウンセラーからの適切な応答や質問によって
心の中が整理できたり、自分でも気づかなかった感情などに
気づくことができたりすること
★カウンセラーの視点(自分とは違った視点)からの
気づきも得られること
★カウンセラーと一緒に、自分に合った適切な技法を
選択できること(完全カスタマイズで)
★カウンセラーと一緒に、自分に合った適切な進め方を
構築できること(完全カスタマイズで)
★感情を癒すことにも取り組めること
……などなど、他にも多数ありますが、
自分一人で取り組む場合は、全て抜け落ちてしまいます。
それに、自分一人では、継続することが難しい方も多いです。
もしも、一人で取り組まれる場合は、
「自動思考→根拠・反証→適応的思考」を考える過程において、
「認知再構成法 ~自動思考が浮かんだ時の気分について」(過去の記事)
の内容を取り入れながら、
自分に優しく取り組んでいただきたいと思います。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!