今日は、
『認知療法・認知行動療法 事例検討ワークショップ(2)』
という本を紹介します。
著者は、伊藤絵美先生、初野直子先生、
腰みさき先生の3名です。
本書は、
『認知療法・認知行動療法 事例検討ワークショップ(1)』
(リンクは過去記事)の続編。
(1)と同じく、伊藤先生のCBT機関で行われた
認知行動療法(CBT)の事例検討ワークショップが
収録されています。
本書に収録されている事例は、
以下の3つです。
【事例1】
社会不安障害に対する
認知行動療法フルパッケージの適用
【事例2】
職場での人間関係ストレスに対する
認知行動療法の適用
【事例3】
夫婦問題を主訴とするクライエントへの
認知行動療法の適用
本書(2)も前書(1)と同様に、
とても勉強になります。
特に、【事例1】の「社会不安障害(SAD)のCBTフルパッケージ」は
143ページにも渡る内容で、
使用した技法の一つ一つに詳しく触れられています。
不安障害を専門とする私にとっては
プライスレスなほどの価値のある文献だと思いました。
しっかり学んで、自分のセッションに活かしていきます。
【事例1】を発表された伊藤絵美先生は、
日本の認知行動療法の業界の
最先端におられる先生の一人です。
著名な実力ある先生にもかかわらず、
【事例1】の中で、ご自分のミスの事例についても
そのまま発表しておられ、
参加者や我々読者の学びの材料として
提供しておられます。
業界を引っ張るほどの先生にもかかわらず、
書籍やDVDを拝見していても
「我こそが正しい」
「我こそが模範」
という姿勢が全く感じられません。
その在り方。
ニュートラルな姿勢。
とても尊敬しています。
私もこれから、どんなにキャリアを積み重ねたとしても
謙虚な姿勢(上から目線にならない姿勢)
は絶対に忘れたくないと思いました。
そして、いつでもニュートラルでいられるように、
心のコンディションにも気を配っていこうと改めて思いました。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!