今日は、『社会不安障害 ☆ 自力で克服体験記』という
私が以前アップしていたサイトより
記事を1つ紹介します。
私自身が社会不安障害を克服するために
実践していた方法の1つです。
●「私の過去サイトから紹介」シリーズ
「治りたい」と「治りたくない」を整理する ~私の過去サイトから紹介
では早速紹介します。
辛い感情は、否定したり消そうとしたりせずに、それを受け入れてしっかり感じることで癒されていきます。
ところが、どっぷり辛い感情に浸かることは、その感情を受け入れられない場合、とことん落ち込んでしまうことにもつながりますので注意が必要です。
そこで、ここでは少し離れたところから客観的に感じてみるということを行います。
6つのステップがありますので、順番に行なっていきましょう。
※例として「辛い感情」を採り上げて書いていますが、「不安」や「もやもやした気持ち」などでも同様に行うことができます。
【1】
辛い感情が込み上げてきたら、自分の体のどの部分が辛いと感じているのかを探しましょう。
(例:みぞおちの部分)辛さを感じている部分を見つけたら、「そこにいたんだね」と声をかけてあげましょう。
【2】
次に、その部分からどんな「感じ」が伝わってくるのかをじっくり感じてみましょう。
(例:締め付けられる「感じ」)そして、その「感じ」を受け入れて、共感的に声をかけてあげましょう。
(例:「締め付けられているんだね」)
【3】
次に、その部分からどんな「感情」が伝わってくるのかを感じてみましょう。(【1】の感情と同じでもいいです。再確認してください)
(例:怖い)「感情」にどっぷり浸からずに、少し離れて客観的に感じるのがポイントです。
愛しい我が子を見守る母親のようなイメージで、辛さを感じている部分を見守りながら、伝わってくる「感情」を感じてあげます。
そして、その「感情」を受け入れて、共感的に声をかけてあげましょう。
(例:「怖いんだね」「怖かったんだね」)
【4】
このとき、辛さを感じている部分から、ひらめくように「声」が聞こえてくるかもしれません。
(例:「怖いよー」「隠れていたいよー」)その場合も、その「声」を受け入れて、共感的に声をかけてあげましょう。
(例:「怖いんだね」「隠れていたいんだね」)
【5】
そして、辛さを感じている部分から伝わってきた「感じ」「感情」「声」にしばらくゆっくり寄り添っていきます。
否定したり消そうとしたりせずに、伝わってきたそのままを感じてあげましょう。
どっぷり「感情」に浸かるのではなくて、母親のようにそばにいて、優しく見守りながら客観的に感じてあげます。
寄り添いながら、辛さを感じている部分を撫でてあげてもいいですよ。
声もどんどんかけてあげましょう。
優しく癒してあげましょう。
しばらくこの状態を続けます。
【6】
「もういいかな」と思ったら、それが終了の合図です。
最後に「またね」と声をかけてあげましょう。
これで終了です。
「何だ、これは?」と思われた方もいるかもしれませんが、私にとってはとても効果的な方法でした。
これを習慣化することによって、抑圧してきた感情を少しずつ癒せたり、落ち込みの度合いが減ったり、感情のコントロールがしやすくなったりしてくると思います。
但し、無理に頑張り過ぎないようにしてくださいね。
※特に「感情」がなかなか出てこない場合、受け止めきれないほどの大きな感情を抑圧して隠し持っていることも考えられるので、その場合はお一人で無理をせずに、信頼できる専門家に相談してくださいね。
これは、フォーカシングの1つの形です。
自分の中にある辛い感情を消そうとしたり否定したりせずに
「そこにある」ことをそのまま受け入れ、感じるのがポイントです。
辛い感情は、「受け入れて感じる」ことで軽減されていきます。
「受け入れて感じる」ということは、
自分の中にある戦い(葛藤)を減らすということです。
※潜在意識の領域の戦い(葛藤)も減っていきます。
戦い(葛藤)が減っていくにつれて、心身ともに安定してきます。
本当に効果のある方法ですので、
これは、と思われた方はぜひやってみてください。
私自身もこの方法でずいぶん救われました。
今ではすっかりフォーカシング・マニア(笑)です。
フォーカシングについては、積極的に勉強会にも参加して
体験を積み重ねています。
こういったやり方がしっくりくる方には
セッションでも提案させていただこうと考えています。
※上の方法は、主に1人で行う方法ですが
2人で行うフォーカシングもあります。
※ヒーリングと組み合わせることも可能です。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!