今日は、先日紹介した
DVD『認知行動療法、べてる式。』に付属の
書籍(同タイトル)を紹介します。
DVDの紹介記事は → こちら
べてるの家では「しょぼい問題を大切にする」
ということも行われていますが、
それについても書いていきます。
書籍『認知行動療法、べてる式。』は、
伊藤絵美先生が行っておられる本格的な認知行動療法と、
べてるの家で行われている「べてる式」認知行動療法の
両方を学べる本です。
両者の違いなども、細かく解説されています。
本書はDVD付属の書籍ではありますが、
本単体で数千円で販売されていても
全然おかしくない、内容の濃い一冊です。
べてるの家では、今、目の前にある
現実的・具体的な問題について
たとえそれがほんの小さな問題だとしても、
そこで何が起こっているのかをしっかり見つめ
大切に取り扱っていきます。
認知行動療法の中の「問題志向」の側面を
大切にしているということです。
その部分について解説されているページの中に
目を引いた一文がありましたので紹介します。
”しょぼい問題”を大切にするということは、そういう問題を抱える”しょぼい自分”を大切にするということである。
●伊藤絵美・向谷地生良編著『認知行動療法、べてる式。』
(医学書院/2007/P061)より引用
「ああ、確かにそうだなぁ」と思いました。
これは「あるがまま」の自分を大切にするということと
同様のことですが、
「あるがまま」の”しょぼい自分”を大切にできないときは
自分の抱える”しょぼい問題”と大切に向き合っていくことから
始めてもいいと思いました。
※本書でいう”しょぼい問題”=
「とほほ」と言いたくなるような小さな問題
自分の中にある小さな問題の
一つ一つを大切にしていく。
それが、自分を大切にすることへとつながっていく。
いきなり大きな問題と
正面から向き合うことはできないときでも
ほんの小さな問題となら向き合うことができるかもしれない。
これらの考え方を大事にしていこうと思いました。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!