前回の記事、
「頭の震えと闘った、そして心の中で泣いたSAD体験談」では、
頭が薄くなり始めたことに悩んだ体験について書きました。
今回の記事では、なぜそれほどまでに自分が悩んだのかについて、
振り返りながら書いていきます。
プライベートな話になってしまいますが、
興味のある方は読んでやってください。
まず、私の小学生時代にまでさかのぼります。
小学生時代の私はもちろんフサフサでしたが、
母の好みで短髪(スポーツ刈り)にしていました。
周囲の子どもたち(男子)は、ほとんどが長髪でしたので、
クラスで多少浮いた形になってしまいました。
小学生の頃は、友だちにあだ名を付けたがる子どもが多かったですが、
私に付けられたあだ名は「ツル」。
つるっぱげの「ツル」です。
※当時は全然禿げていなかったのですが(笑)
しばらくの間(多分、1年くらい)は、
クラスの男子にも女子にも「ツル」と呼ばれていました(泣)
「嬉しいあだ名ではなかったなぁ~」と、しみじみ思います。
当時、「毛が薄くなると周囲の人からこんなにもバカにされるのか」
ということを学びました。
そして、「絶対に禿げたくない!」という思いが、
禿げることへの恐怖とともに強くなりました。
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当時の私の短髪は、後ろを刈り上げた形。
刈り上げると後頭部の形が丸出しになりますが、
私の後頭部はあまり格好よくなくて、
それについてもクラスメイトから突っ込まれる対象となりました(泣)
当時、子ども達の間で流行っていたTV番組は……
石川ひとみさんの歌が印象的な人形劇「プリンプリン物語」です。
今、YouTubeで歌を聴いても「いいなぁ」って思います。
※例えば、石川ひとみさんの「わたしの祖国」なんていいですね。
※興味のある方は、YouTubeで検索してみてください。
(著作権の問題があいまいなので、リンクはやめておきました)
歌についてはいいのですが……
「プリンプリン物語」の登場人物の中に、
「ルチ将軍」という頭の巨大なキャラクターがいました。
それはもう、人間の領域を超えた頭の大きさを誇る
キャラクターなのですが……
なんと、後ろを刈り上げにしていた私のことを
「ルチ」と呼ぶ子どもまで現れました。
調子に乗ってエスカレートした子どもの中には、
残酷な子どももいますよね。
「何がルチやねん。全然違うやろ!」と言えば言うほど、
悪乗りする子どももいました。
幸い「ルチ」というあだ名については、
あまり広がることもなく、すぐに消えていきましたが、
私の中でのインパクトが強すぎて、今でも覚えているのです。
いずれにしても、そのときも
「髪や頭に特徴があると、周囲の人からこんなにもバカにされるのか」
ということを学びました。
そして、「絶対に禿げたくない!」という思いが、
禿げることへの恐怖とともに、より強くなりました。
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私が小学生のとき、父の頭はすでに薄かったです。
おでこが後退していました。
母は父とケンカしたときなどに、
「髪が薄いくせに」と父に言っていました。
父が赤い車を買おうとしたときに、
「その頭に赤い車は似合わない」と
大反対したことも印象に残っています。
※今では、仲良く穏やかに暮らしている両親です。
※子どもの前では、相手の身体的な特徴に対して、
あれこれ言わないことをおすすめします。
(子どもが傷を負っている可能性があります)
子どもの私は、その様子を見ながら
「ひぇぇ~。髪が薄くなると、こんなにも言われなければならないのか」
ということを学びました。
そして、「絶対に禿げたくない!」という思いが、
禿げることへの恐怖とともに、さらに強くなりました。
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他にも体験は色々ありますが、
きりが無いのでこの辺でストップします。
いずれにしても、私は体験から
★髪が薄くなると、周囲の人から見下される。
★女性からも馬鹿にされ、相手にしてもらえなくなる。
という信念を抱くに至りました。
「遺伝で自分もやがて薄くなる」という恐怖は、
実際に薄くなる前からずっとありましたね。
私にとっては、ものすごく大きな恐怖でした。
これがもし、薄毛に寛容なクラス環境、家庭環境だったとしたら、
私の体験も違ったものとなり、
信念も違ったものとなっていたかもしれません。
でも、通り過ぎてきた(乗り越えてきた)今では、
全てがいい学びだったのかなぁと思います。
(認知行動療法のモデル<学習用>としても、スッポリはまります 笑)
……というわけで、私の髪の話はここで終了とします。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
ところで、今は昔と違って、
海外の薬なども簡単に入手できるようになりましたね。
昔ほどは、髪で悩まなくてもいい時代になったようです。
実は私も……こっそりと……効果に期待しています(笑)
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!