今日は、平木典子先生の本
『図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術』
を紹介します。
「感じ方・考え方の自由」(私たちが平等に持つ)
というテーマについても書いていきます。
※社会不安障害(SAD)の症状や治療に、
大いに関係しているテーマです。
本書は、上手な自己表現の仕方を教えてくれる本です。
具体的には、アサーション(アサーティブな言動)について
細かく解説されています。
※アサーティブ:自分も相手も大切にした自己表現。
「私もOK。あなたもOK」
イラスト入りで分かりやすく書かれていますので、
初めて「アサーション」という言葉に触れる方でも
理解・実践しやすいと思います。
家庭や会社、学校、友人関係など日常の人間関係において
上手な自己表現を試みる助けになってくれると思います。
ここで本書より、私たちが平等に持つ
「感じ方・考え方の自由」について
書かれているところを引用します。
少し極端に言えば、他人がどう思おうと、あなたの感じ方や考え方はあなたのものであり、他人と同じ感じ方や考え方をしなければならないということはありません。
また、それを主張する権利もあなたにあるということです。
したがって逆に、他者も自分の行動を決める権利をもっていますので、あなたは他人を変えることはできないということです。
●平木典子著『図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術』
(PHP研究所/2007/P62-63)より引用
相手も自分も同じように
感じ方・考え方の自由や、主張・行動の権利を持っています。
相手を責めて、自分の思い通りにしようとする行為は
適切とは言えません。
また、自分の欲求を無視して
相手に合わせてばかりいる行為も適切とは言えません。
そこで、登場するのが「アサーション」。
お互いが自分の考えを大切にしつつ、
相手の考えも尊重しながら話し合えばいいのです。
「相手に同意する権利」と
「別の提案をする権利(相手に同意しない権利)」は、
両者が平等に持っています。
『図解 自分の気持ちをきちんと<伝える>技術』には
話し合い方も含めて、
具体的にどう主張・行動すればいいのかが
分かりやすく解説されています。
自己表現がもっと上手になりたい方(私も含めて!)に、
ヒントをたくさん与えてくれる本です。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!