今日は、私が2011年ごろアップしていた
『社会不安障害 ☆ 自力で克服体験記』というサイトより
記事を1つ紹介します。
テーマは、
『「治りたい」と「治りたくない」を整理する』です。
『社会不安障害 ☆ 自力で克服体験記』は
私が初めて作ったワードプレスサイト。
今はネット上から削除してあります。
心理療法について学ぶ前の私が
社会不安障害を自力で克服するために何をやっていたのかを
主に書いていました。
久し振りに読んでみて、今でも使えると思いましたので
以下に引用します。
人の心には、「治りたいけど、治りたくない」「変わりたいけど、変わりたくない」というように、逆の感情を同時に持つ両価性と呼ばれる性質があります。
この相反する感情~例えば「治りたい」と「治りたくない」~が心の中で葛藤していると、自分が本当に治りたいのかどうかが分からなくなってしまうことがあります。
また、「治りたい」と思っているつもりでも、心の深いところでは「治りたくない」と思っている場合があり、それが治療の妨げとなることがあります。
そこで、ここでは「治りたい理由」と「治りたくない理由」を分けて紙に書き出しながら、心の中を整理するワークを行います。
紙とペンを準備して、心の思うままに正直に書いていきましょう。
自分の感情と向き合う作業になりますので、あくまで無理のない範囲で進めてくださいね。
●例
「治りたい理由」
★人前で堂々と話ができるようになりたい。
★手の震えを気にしなくなりたい。
★自信を持ちたい。
★今までの自分を変えたい。
「治りたくない理由」
★治ると休みを取りにくくなる。
★治ると○○さんに心配してもらえなくなる。
★治ると○○さんの抵抗に合う。
★治ると自分が変わってしまう。
じっくり取り組むと、自分では気付いていなかった感情が出てくるかもしれません。
もしかすると不安が強くなってしまうかもしれません。
自分の中にどんな感情があるのかを、できるだけ認識しておきましょう。
「治りたい理由」と「治りたくない理由」を書き出しながら、心はどのように動きましたか?
「治りたい」と「治りたくない」のどちらが勝っている状態ですか?
不安を感じながらも、「治りたい」という気持ちを確かに感じることができましたか?
ここで考慮するべきは、潜在意識には今まで通りを維持しようとする働きがあるということです。
たとえ現状では「治りたくない(今まで通りでいたい)」が勝っていたとしても、潜在意識の働きを考慮すると、それは当たり前のことでもあると言えます。
もし、少しの勇気を出せば前に進める気がするのなら、ここで前に進むことを決意しましょう。
もちろん、「治りたい」が勝っている場合も、前に進むことをあらためて決意しましょう。
克服法に取り組んでいく過程では、勇気を出して行動したり、変化を受け入れたり、人の抵抗を乗り越えたりといったことも必要です。
色々な経験を積むことで、それが自信や自己肯定感を育てていくことにもつながります。
「治りたい理由」で書き出したことを心に描きながら、前に進みましょう。
●「克服法」継続のコツ
克服法に取り組みながら、「やっぱり治らなくてもいいや」と投げ出してしまいそうになったときは、一旦「治らなくてもいいやと思っているんだね」と自分自身で軽く受け入れた後に、冷静になって以下のように考えましょう。
「ああ、これは心の両価性の反対の部分が出てきているんだな」
「潜在意識が今まで通りを維持しようとしているんだな」
そして、本来の前に進むんだという気持ちに従い、続けていきましょう。
今読んでみれば、これは認知行動療法の
損得分析であることが分かります。
このように、自分で試行錯誤しながら辿り着いた方法が
実在する心理療法にそっくりだったということが
たくさんありました。
それだけ社会不安障害を克服したい気持ちが
本気だったのだと思います。
それに、上からのサポートもあったのだと思います。
※ハイヤーセルフさんやガイドさんからのサポート。
直感などでキャッチできます。
引用記事の後半には
「潜在意識」という言葉がよく出てきます。
これは、当時の私が「潜在意識」を
重視していたことの表れです。
※今でも重視しています。
「潜在意識をいかに味方に付けるか」
ということをいつも考えていました。
潜在意識を味方に付けると、
「今の自分」から「なりたい自分」へのシフトが
実現しやすくなります。
私の場合は、社会不安障害を克服し、
20年以上吸い続けていたタバコも一瞬で止めました。
全て、潜在意識を味方に付けた結果です。
上のワークは、潜在意識を味方に付けるための
基礎固めに役立ちます。
しっくりきた方は、取り組んでみてください。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!