達成の科学 ~認知行動療法は一生役立つスキル

昨日、本屋さんに行ったとき
コーチングで有名なマイケル・ボルダック氏の新刊
『達成の科学』を見つけました。

 

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目標を達成するには、何をどうすればいいかが
分かりやすくまとめられていました。

 

心の制限を外して(不適応な信念を適応的なものに見つめなおして)、
ひとつひとつのワークに取り組んでいく。

読んですぐに思ったのですが……

これは正に、認知行動療法そっくりというか、
そのものと言ってもいいかもしれない。

 

認知行動療法が、不安障害などの心の病の改善だけでなく、
悩みが解消された後の願望実現にも役立つということが示されていますね。

※認知行動療法の考え方が自分の中に根付くと、
普段の生活や仕事においても活かせます。

※より合理的に、適応的に、行動できるようになります。

 

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マイケル・ボルダック氏は、「リミティング・ビリーフ」に
深く着目しています。

「リミティング・ビリーフ」とは、
物の見方や考え方、感じ方を制限する思い込みや固定観念のことです。

※「存在してはいけない」「全ての人を信用してはいけない」など

 

これは正に、アルバート・エリスの論理療法でいう
「イラショナル・ビリーフ」(非合理的な信念)のことですね。

それに、認知行動療法(認知療法)でいう非合理的な「自動思考」であり、
その元にある「認知の歪み」や「スキーマ」であるともいえます。

※認知行動療法は、論理療法の影響を大きく受けています。
両者の考え方には、共通点が多いです。

 

認知行動療法は、認知(思考)と行動の両面から取り組んで行く療法ですが、
「継続して取り組む」という部分に、1つのハードルがあるように感じます。

その部分は、クライエントさんお一人お一人に合わせて
取り組みやすいようにカスタマイズすることができますが、
取り組む姿勢はやはり必要になってきます。

 

心の悩みでいっぱいになっているときには
なかなかそう考えられないかもしれませんが……

「不安障害を克服するのには、行動の積み重ねが大事」ということに加えて、
「認知行動療法は、一生役立つスキルなんだ」ということも
頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。

 

※認知行動療法は、クライエントさんとカウンセラーが
協同関係のチームとなって行う療法です。

※取り組みにくい場合は一人で悩まずに、カウンセラーに打ち明けて
じっくり話を聴いてもらうことをオススメします。

※進めやすくなる心理的な支援や、
プログラムのカスタマイズをしてくれるかもしれません。
(カウンセラー次第ではありますが……)

 

『達成の科学』の紹介からはじまったはずが、
認知行動療法メインの記事になってしまいました(笑)……m(_ _)m

 

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!