楽しさを見出せると力がゆるむ

先週の土曜日の夜、仕事が終わってからファミレスに行き、
精神医学の読書&ノートまとめを行っていたときのことです。

私は一番客の少ないエリアの角のテーブルに座り、
もくもくと読書&ノートまとめを進めていました。

 

clover151029

 

「今日は客が少ないから静かでいいな~」

そう喜んでいたのもつかの間。

読書を始めて30分も経たないうちに、
にぎやかな外国人グループ(フィリピンかスペインの方?男女で10名ほど)
がファミレスに入ってきました。

 

私はなるべく静かな環境で読書に集中したかったので、
「離れた席に行ってください」(笑)と心の中で念じました。

すると、見事に願いが通じ(笑)、
私の隣のテーブル(3つを連結)にそのにぎやかなグループが座ることに!

 

それがよくしゃべり、よく笑う。

外国語(スペイン系?タガログ?)なので
何を話しているのかは分かりませんでしたが、
皆さん仲良しで楽しそう。

 

私だけ1人、ぽつんと座り
何だかアウェーな感じ(笑)

読書をするにも非常に集中しにくかったので、
一瞬「帰ろうかな」と思いましたが……

 

「まてよ、この面白い状況を味わわなければもったいない」
と考え直し、そのまま読書&ノートまとめを続けることにしました。

 

隣がどんなににぎやかに騒いでいても、
どんなに私が1人浮いていても、
お構い無しに読書&ノートまとめを続けました。

そうしているうちに、この明らかに読書に不向きな状況の中で、
もくもくとやり続けている自分のことが可笑しくなってきたのです。

 

隣では、キャーといいながらハイタッチしてる(笑)

私はもくもくと読書。

このコントラストが素敵(笑)

 

私はときどき笑いそうになるのをこらえながら、
読書を続けました。

何だか楽しい。

約2時間後にそのグループは帰って行きましたが、
私の楽しいような可笑しいような気分は残りました。

 

今回の体験で発見したこと。

にぎやかなグループの隣にいても、
その状況の中で楽しさ(可笑しさ)を見出せれば、
気分よく読書に集中できるということ。

 

そのグループが、乱暴さのないユーモアの感じられる
にぎやかさだったことが大きいと思います。

彼ら彼女らのユーモアさと自分の中のユーモアさが共鳴した感じ。

 

今回、楽しさのおすそ分けをもらった私は、
「すぐに帰ってしまわなくてよかった!」と思いました。

※本当は、私も「ヘーイ!」といいながらハイタッチしたかった(笑)

 

「楽しさを見出せると、力がゆるむ」

 

このファミレスでの体験を振り返りながら、
昔、社会不安障害(SAD)で悩んでいた頃のことを思い出しました。

SADを克服する過程で、
段階的に苦手場面に挑んでいく曝露(エクスポージャー)を
やっていたのだけれど、そのときゲーム感覚を取り入れて、
自分の気分をうまく盛り上げることを心がけていました。

 

自分をロールプレイングゲーム(RPG)の主人公とみなして、
苦手場面に挑むたびにレベルアップ(経験値アップ)していくみたいに。

 

「よーし、次はあのスーパーのレジに挑戦だ!」

「よし、震えたし固まってしまったけれど、とりあえずやり遂げた!」

「よくやった!経験値アップだ!」

 

そうやって、挑戦(曝露)から逃げたがる自分の心を盛り上げながら、
曝露を繰り返していたことを思い出します。

 

「楽しさを見出せると、力がゆるむ」

「力がゆるむと、不安も小さくなって、何となくやれてしまう」

 

今日の内容にピンときた方、しっくりくる方は、
苦手場面に挑むときにゲーム感覚を取り入れてみてください。

「いつもとちょっと違った自分(いい意味で)」
が発見できるかもしれません。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!