スーザン・コーエン先生とエドワード・コーエン氏の共著の本、
『困った母親たち』を読みました。
今日はこの本の簡単な紹介と、
「母親のことをどれだけ知っていますか?」というテーマで書いていきます。
『困った母親たち』は、母親との関係性に悩む女性の読者が、
母親の言動を理解するのに役立つ本です。
※母親の方にとっては、子育ての参考にできる本です。
本書には、以下の傾向のある母親の心理について
解説されています。
★娘を束縛しようとする母親
★娘のことを自慢したい母親
★過保護な母親
★娘のすべてを詮索する母親
★完璧主義の母親
★現実から目をそむける母親
★娘と張り合う母親
★娘に罪悪感を抱かせる母親
娘が母親と上手くやっていくためのヒントが、
母親のタイプごとにまとめられていますので、
今後どうしていくかを考えるときの助けになると思います。
※必ずしも母親への対応を変えるということだけではなくて、
娘が自分自身の心をみつめ、
メンテナンスしていくという内容も含まれています。
さて、「母親のことをどれだけ知っていますか?」のテーマに移ります。
本書の中で「娘を束縛しようとする母親」と
うまくやっていくためのヒントとして、
「母親の自分史を知ろう」という提案がされていました。
母親が本当はどういう女性なのか、もっとよく知ろう。
どんな人生を歩んできたのかを母親に聞き、一緒に記憶をたどっていくとよいだろう。
家族の歴史をひもとき、写真をじっくりと調べてみよう。
母親の子供のころのことを親戚に聞いてみるのもいい。
彼女がどんな少女だったのか、そして現在はどういう女性に見えるのか、自分と切り離して理解するように努力してみるのだ。
●スーザン・コーエン、エドワード・コーエン共著
『困った母親たち』(三笠書房/2015/P52)より引用
この部分を読んで、私ははっとしました。
考えてみると、母が子どもだった頃のことや学生だった頃のこと、
私は断片的にしか聞いたことがありません。
だから、何となく知っているような気がしていても、
実は思っているほど母のことを知らないし、理解もしていない。
そういう可能性が多々あるなぁと思いました。
私の母は、私の知っている範囲では、
若い頃から夢追い人で行動的で、
家庭内にじっとしているような人ではなかったです。
だから、子どもにべったりのタイプの人ではなかった。
いつも時間に追われていて、私が甘えたいと思ったときでも
時間がなくてそれどころではなかった。
そんな印象があります。
(でも、母としては、夢と子育てを両立するのに
一生懸命だったのだと思います)
でも、何だかんだ言って、私が困ったときにはずいぶん助けてもらったし、
母には(両親には)感謝しています。
※子どもの頃は、対立ばかりしていたけれども。
今度、実家に行ったときに、母が若かった頃の話、聞いてみようかな。
「何事?」って返事が返ってくるかもしれないし、
機関銃のように話が止まらなくなるかもしれない。
反応がちょっぴり楽しみです。
……というわけで、
皆さんは、母親のことをどれだけ知っていますか?
母親が子どもだった頃や若かった頃の話、聞いていますか?
母親のことを1人の人間として深く理解できたとき、
見えてくるものがあるかもしれません。
私自身、まだまだ不十分な気がしますので、
取り組んでみたいと思います。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!