今日は、強迫性障害(OCD)の本
『やめたいのに、やめられない 強迫性障害は自分で治せる』
を紹介します。
(著者は、岡嶋美代先生と原井宏明先生です)
読んだ感想に加えて、
いくつもある強迫性障害のタイプについても書いていきます。
早速ですが……
強迫性障害(OCD)には、様々なタイプがあります。
★決して汚したくない聖域を守るために手を洗い続けたりする
「不潔恐怖・洗浄強迫」
★ガスコンロの火を消したかどうかが気になって、
何度も家に戻って確認し続けたりする
「加害恐怖・確認強迫」
★頭に浮かんだ不吉なことを打ち消すために儀式に明け暮れたりする
「縁起強迫」
★「もう二度と手に入らないかもしれない」と、
不要なものを病的なレベルで際限なく集めてしまう
「収集癖」
★全てが完璧でないとダメで、「これでよし」という感覚が得られるまで
無意味な行動を繰り返してしまう
「不完全恐怖」
★全てを完璧に行動するための事前確認や動作終了の確認を
納得できるまで頭の中でやり続けるために、
フリーズしたように動けなくなってしまう
「強迫性緩慢」
……など、様々な強迫行為や儀式のかたちがあります。
『やめたいのに、やめられない 強迫性障害は自分で治せる』には、
各症状の症例や特徴が詳しく解説されているので、
とても勉強(参考)になります。
また、治療法として行動療法のエクスポージャー(曝露)が
実例と共に詳しく解説されているので、
現在、強迫性障害でお悩みの方にとっては
どのようにして取り組んでいくのが効果的なのかを
つかんでいただける一冊だと思います。
記載のエクスポージャーの実践内容が少々激しいので
最初は抵抗を感じる方もおられるかもしれませんが、
たとえそうだとしても、出来ることから取り組んでいくための
ヒントは得られると思いますよ。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!