百武正嗣先生の本、
『気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法』
を読みました。
今日は、その本の簡単な紹介と
ゲシュタルト療法とフォーカシングの共通点、
手の震えなどの身体症状についてなど、書いていきます。
『気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法』には、
ゲシュタルト療法の基礎となる”身体感覚との付き合い方”や、
「エンプティ・チェア」「勝ち犬と負け犬のワーク」など、
ゲシュタルト療法の様々なワークについて解説されています。
私は本書を読んで、改めて
ゲシュタルト療法とフォーカシングは似ている……というか、
共通の部分が多いなぁと思いました。
★ゲシュタルト療法とフォーカシングの共通点
・「今、ここ」にある身体感覚に意識を向ける
・身体(感覚)に、声をかける。声を聴く。
・身体感覚を経験する。
・身体感覚と共にいる。
・身体感覚を言葉やイメージで表現する
……など、共通点はとても多いです。
それはどういうことかと言いますと、
フォーカシングの理解を深めるために
ゲシュタルト療法を学ぶことは、とても有効だということ。
同時に、ゲシュタルト療法の理解を深めるために
フォーカシングを学ぶことも、とても有効だということ。
私は、そんな風に考えています。
※「エンプティ・チェア」などは、
私も何度かセッションで活用したことがあります。
『気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法』には、
私が普段から意識している、こんな内容も書かれていました。
ゲシュタルト療法はそこの部分を「症状」とは考えず、からだが「表現している」ととらえます。
●百武正嗣著『気づきのセラピー はじめてのゲシュタルト療法』
(春秋社/2009/P167)より引用
「症状」とは考えずに、からだが「表現している」ととらえる。
例えば、今の私。
のどの痛みが引いた代わりに、くすぐったい状態。
その、のどにあるくすぐったさを「身体の表現」ととらえ、
それを意識したり、それと対話したりしています。
その行為は、フォーカシングであり、
ゲシュタル療法でもあると言えます。
「症状」ではなく「身体の表現」。
・手の震えも
・赤面も
・ドキドキ(心悸亢進)も
・緊張のあまりの硬直も……
「症状」ではなく「身体の表現」。
そうとらえて、「身体の表現」に意識を向けて、
じっくり感じ(経験し)、対話することで
今まで気づけなかった何かに気づけるかもしれません。
あなた様の「身体」は、何を伝えたがっているでしょうか……?
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!