「怒り」「自律神経」「不安障害」は大きく関連しています

小林弘幸先生の本、
自律神経を整える ゆっくり健康法
を読みました。

今日は、その本から引用しながら
自律神経が乱れる原因となる
「怒り」について書いていきます。

 

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自律神経の乱れは、
社会不安障害やパニック障害などの不安障害と
大きく関連しています。

なので、自律神経を整えるということは
不安障害を克服していく上での
とても重要なポイントになります。

 

『自律神経を整える ゆっくり健康法』には、
自律神経を乱す原因についての解説や
自律神経を整えるためのヒントが多数載っていました。

その中から、「怒り」についての記述を引用します。

 

なぜなら、怒っているとき、あなたの自律神経は大きく乱れているからです。

自律神経が乱れることで、血液はドロドロになり、血流も悪くなっています。

●小林弘幸著『自律神経を整える ゆっくり健康法』
(大和書房/2014/P13)より引用

 

怒ることで、興奮や緊張をした状態になり
自律神経が乱れます。

※交感神経優位の「逃げるか戦うかの反応」
(外敵を前にした緊張状態)が起こります。

※その「逃げるか戦うかの反応」は、
不安障害の症状に直結しています。

 

それについては想像しやすいですが、
血液がドロドロになるという影響もあるのですね。

怒ることで乱れた自律神経が
腸の働きの乱れにつながり、
それによって血液の質に影響が出るとのこと。

 

怒りが心身の健康だけでなく
肌のつやなどの美容面にも影響してくる
理由の一つが、そこにあります。

※もちろん、心身全体のコンディション
(自律神経にも大きく関連する)が影響しますので、
血液の質のみが理由ではないですが。

 

そう考えると、不安障害の克服に向けて
自律神経を整えていくという取り組みは、
心身の健康だけでなく美容面でも効果が期待できる
取り組みであると言うことができます。

※効果には、個人差があります。

 

自律神経の整えに向けて、
モチベーションが上がる方も
おられるのではないでしょうか?

いずれにしても、不安障害を克服していく上で
自律神経を整えていくことはとても重要なので
私もセッションの中で大事にしていきたいと思っています。

 

さて、「怒り」の話に戻ります。

不安障害でお悩みの方には、
心の中に「怒り」を抱えている方
(本人が自覚していない場合も含めて)が多いです。

※子どもの頃から、
ずっと抱えたままになっている方も多いです。

 

その「怒り」を、どのように解放していくか。

その部分は、私としては
クライエントさんお一人お一人に合わせた形で
取り組んでいくことになりますが、
まずは「じっくり聴く」ことから始めます。

 

私の実感としましては、
「怒り」のレベルが下がるにつれて
「不安障害」の症状も小さくなっていく。

自律神経云々といった知識としてだけではなくて
実際にそう感じています。

 

「不安障害」でお悩みの方で、
自分の中になかなか消えていかない
「怒り」を抱えておられる方は、

信頼できるカウンセラーに
相談されてみてはいかがでしょうか。

 

「怒り」のレベルを下げることが、
「不安障害」克服への道を開くと思います。

 

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!