今日は、村山正治先生監修の
「フォーカシングはみんなのもの」という本を紹介します。
私が常々大事にしている「感じる」ということについても
触れていこうと思います。
「フォーカシングはみんなのもの」は、
簡単に取り組めるものからより専門的なものまで
31のグループワークが紹介されている本です。
「各種グループワークにおいて、どんな体験が起こるのか?」
その本質を読み取ろうとしながら、私は時々目を通しています。
そして、「この部分は使いたいな」とか「自分だったらこうしたいな」とか
頭の中で思考(アイデア)を膨らませています。
これまで十数回以上、フォーカシングのワークに参加してきましたが、
本書に書いてあるいくつかについては、
そのものズバリを体験したことがあります。
例えば……
※心の感じを天気として描画する方法です。
(太陽を描いたり、雲を描いたり、雨を降らせたり……)
そのときのワークをしていた自分は、
どんな気持ちで何を感じていたのだったかな?
本書を読みながら、そんなことを思い出したり……
一緒にフォーカシングを取り組む仲間たちとの
距離がぐんぐん縮まる感覚や、自分では気づかなかったけれど、
人から言われて「確かにそうだ!」と思えた体験……
そんなことも懐かしく感じたりしました。
私のグループレッスンや個人セッションを体験された方は
お分かりの方が多いと思いますが、
私は「自分の中にあるものを感じる」ということを、
ものすごく大事にしているカウンセラーです。
じっくり感じるということは、未完了な感情を消化すると共に、
客観的に自分の内面を見つめることのできる(モニタリングできる)
もう一人の自分を育てていくということでもあります。
それは、自分の感情に飲み込まれないということにもつながります。
※不安障害でお悩みの方、
自分の内面で何が起こっているのか(何を感じているのか)を
じっくり見つめる練習をされることをおすすめします。
(ただし、苦しくならない程度に。無理せず、ご自分のペースで)
これからも「感じる」ということを、とことん大切にしながら、
より一層クライエントさんに寄り添えるカウンセラーになれるよう、
努力していきますね。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!