自己啓発の分野の世界的な名著に
ナポレオン・ヒル博士の
『思考は現実化する』があります。
私は17~18年前、29~30才だった頃に
当時分厚かったその本を買ってきて
ボロボロになるまで読みました。
当時は、一度目の個人事業を始めた頃で
「何が何でも成功するぞ」と自分に気合を入れまくっていました。
結局は、バブル崩壊の影響もあって
私の個人事業も上手くいかなかったのですが、
『思考は現実化する』より学んだことは
後の自分に影響を与えてくれたと思っています。
一度目の個人事業が失敗した後の
借金返済と社会不安障害(SAD)に悩んだ日々。
(プロフィール参照)
その時期を乗り越えられたのは、
本書のおかげの部分もあったと思います。
<上巻><下巻>に分割された形で文庫化された
『思考は現実化する』が昨年から本屋さんにおいてあり
ずっと気になっていました。
そこで、先日買ってみました。
今は上巻を読み終えて、下巻を読み始めたところです。
昔、一生懸命に頭にたたき込んでいた文章の数々に
懐かしさを覚えました。
紙に書いて、壁に貼っていた文章とも対面しました。
この文章です。
負けると思ったらあなたは負ける
負けてなるものかと思えば負けない
勝ちたいと思っても、勝てないのではないかなと思ってしまったら、あなたは勝てない
負けるのじゃないかな、と思ったらあなたはもう負けている
というのも、成功は人の考えからはじまるからだ
すべてはあなたの心の状態によって決まるのだ
自信がなければあなたは負ける
上に登りつめるには高揚した精神が必要だ
何かに勝つためには自信が必要だ
人生のたたかいに勝つのは、必ずしも最も強くて、最もすばしっこい人ではない
最終的に勝利を収めるのは、”私はできる”と思っている人なのだ
●ナポレオン・ヒル著『思考は現実化する 上巻』
(きこ書房/2014/P193-194)より引用
この文章と久し振りに対面して、はっとしました。
容易ではない目標に挑む過程にある今の私。
必ずしも、「私は勝てる」「私はできる」と
完全に信じ切れているわけではありません。
むしろ、成功率の低い「業界」のことを知れば知るほど
「難しい道を選択してしまったかな」という気持ちも
湧いてきています。
ああ……、これでは負けて当然ですね。
今自分の中にある感情をじっくり感じて受け入れた上で、
「私は勝てる」「私はできる」と思える具体的な形を
再度整理(目標細部の再構築)しようと思いました。
今、この本を再び読んでみたことには
きっと意味がある。
導いてくださったのかなという思いと共に、
目には見えないけれど守ってくださっている存在に対しての
感謝の気持ちが湧いてきました。
ボロボロになりながらでも前に進む。
あの頃の若さ。
あの頃の強さ。
今の私よりも、エネルギーを秘めていたと思います。
今の私はずいぶん穏やかになって、
当時ほどの勢いはないかもしれませんが、
今の私には今の私なりのピッタリくる形があるはず。
下巻を読み進めると同時に、
しっかり「自分のこれから」に向き合っていきます。
上の文章、また紙に書いて壁に貼ろうかな。(笑)
17~18年前の自分のように。
『思考は現実化する』
自己啓発や願望実現の分野の名著ですので
興味があってまだ読まれていない方は
ぜひ読んでみてください。
不変の良さが感じられる本です。
途中、教材の広告・宣伝なども出てきますが、
本だけを読んだとしても大きな価値があります。
(教材については私は未購入なので、よく分かっていません)
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!