今日は、たった今読み終えた木田恵子先生の本
『その時、子供はどう思うか』の簡単な紹介・感想と、
個人的な話になってしまいますが、
子供の頃の昔話を書いていこうと思います。
『その時、子供はどう思うか』は、
フロイトの精神分析の理論に基づいた育児のヒントが満載の本です。
読みながら自然と自己洞察が促されて、
自分の子供時代を、振り返りながら読む形となりました。
子供時代を振り返った勢いで、ここから個人的な話を書きますね。
先日、お盆休みで帰省中に、
母と妹と、妹の子供2人と私(運転手)の合計5人で
1台の車で移動していた時のこと。
子供の頃に住んでいた家の近くを通り過ぎた時、
妹がふと言いました。
妹 「私が3歳だった頃、よく手をつないで、一緒にこの道を歩いたね」
私 「えっ、そうなん?覚えてない」
妹が3歳だった頃、私は7歳。
確かにその頃、母が家から1.5kmほど離れたレストランで働いていたので
私はいつも夕飯を食べに、そのレストランまで歩いて通っていました。
夕暮れ時だったり、真っ暗な夜だったり、
いつも歩いて通っていたことを覚えています。
特に、雪降る夜に、ベチャベチャに濡れた長靴で雪を踏みしめながら
歩いた光景は、今でも脳裏に強く焼きついています。
だけど、なぜか、妹と一緒に歩いたという記憶が残っていません。
歩くことに一生懸命過ぎて、
妹のことに、あまり気が回らなかったのかもしれない。
3歳だった妹は、小さな歩幅で
私と同じ速さで歩くのに必死だっただろうに。
7歳だった私は、妹のことをちゃんと面倒見れていたのかな?
妹は「(A-1の)手を握る力が強かった」と言っていたけれど
本当は「強かった」ではなくて、「痛かった」なのかもしれない。
今は、アラフォーの妹。
笑顔で当時のことを話していたから、
そんなに悪い思い出ではなさそうでした。
母に向かって「私たち、子供の頃は放ったらかしにされてたのよ」
と、軽く抗議をしていたけれど。(これも笑顔で)
※「なるほど~。妹も、そう感じていたんだな」と、初めて知りました。
残念なのは、私の中に妹と歩いた記憶が残っていないこと。
せっかくだから、覚えていたかったな、残念。
※ひょっとすると、「2人でひとつ」状態だったので、覚えていないのかも?
(オチがない話ですみません。←書いてみて分かりました 笑)
ここで、フォローを。(突然、流れが変わります)
『その時、子供はどう思うか』より、
子供が片付けを進んでやるようになる秘訣を引用します。
「なんでもこちらが楽しくおもしろそうにやっていれば、子供たちもやりたくなるのです。うながす必要もないし、誘う必要もありません。大人のほうで楽しく動いて、ああ、きれいになって気持がいいと喜んでいれば、子供は自然におぼえるのです」
●木田恵子著『その時、子供はどう思うか』
(彩古書房/1985/P144)一甲先生の言葉より引用
これは確かにそうですよね。
楽しくおもしろそうにやっているところを見せられると、
自分もやりたくなってしまいますよね。
(私は、大人になった今でもそう感じます)
これは子育てだけではなくて、
マーケティングとか集客にも通じる部分だと思います。
そういえば最近、楽しさ・おもしろさの演出を
意識的に行うことをしていなかったな。
大事なことを思い出させてもらいました。(^-^)
(本書は「楽天ブックス」では売り切れです)
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!