渡辺範雄先生の本、
『自分でできる「不眠」克服ワークブック』
という本を読みました。
今日は、その本の簡単な紹介と、
載っていた「眠れない夜の合言葉」について書いていきます。
『自分でできる「不眠」克服ワークブック』は、
タイトルにあるように、不眠でお悩みの方向けのワークブックです。
8週間に渡って「睡眠日記」というものを記入しながら、
睡眠の時間を長くしたり、質をよくしたりするために
取り組めるようになっています。
最初の4週間分の取り組み方については、
本書に詳しく解説されています。
そして、残りの4週間分については、
前半の4週間で練習したことを繰り返していけるように、
「睡眠日記」の記入ページのみ付いている形となっています。
「睡眠日記」を付けながら、
自分の睡眠状態を客観的にモニタリングしていく部分などは、
認知行動療法との共通点も感じました。
また、「横になったら眠くなる」という
行動療法的な「条件づけ」を有効に活用し、
自分にとっての「よい睡眠スケジュール」を
作っていくところが興味深かったです。
「睡眠日記」に書き込んだり、睡眠時間や睡眠効率の
簡単な計算をしたりといった手間はかかりますが、
行うことの本質はとてもシンプルでかつ効果的なものになっています。
不眠でお悩みの方にとっては、
やってみる価値が十分にある内容だと感じました。
ここで、本書に記載されている合言葉を紹介します。
合言葉は「今晩が無理なら、明晩に」。
今晩よく眠れなくても、明日はもっとよく眠れるでしょう。
●渡辺範雄著『自分でできる「不眠」克服ワークブック』
(創元社/2011/P86)より引用
この2行の内容は、心にとどめておきたいですね。
眠れない夜に、無理に寝ようとすればするほど、
どんどんリラックスしている状態からは遠ざかり、
より眠れなくなります。
眠れないときでも、「明日眠れればいいや」という
心の余裕は持っていたいですね。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!