こころの治療薬ハンドブック ~いつも持ち歩く薬の事典

個人セッションにしろグループレッスンにしろ、
カウンセリング関連の活動をするとき、
いつも持ち歩いている本があります。

その本とは、『こころの治療薬ハンドブック 第9版』です。

 

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この本には、抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗精神病薬、
抗パーキンソン薬、抗てんかん薬、脳循環・代謝改善薬、
双極性障害治療薬、抗酒薬、抗認知症薬、その他、漢方薬の
合計130種以上(一般名で)の薬に関する解説が載っています。

 

※商品名でいうと、その数倍の数の薬名が載っています。

※それぞれの薬の薬理説明、処方の実際、用量例、
実際に処方したときのエピソード、処方の際の注意点、
服用のしかたと留意点などが解説されています。

 

一般名と商品名の両方が索引に載っていますので、
とても引きやすいです。

私は、精神医学の専門書を読むときにも、
知らない薬が出てくるたびに、本書で薬の内容を調べています。

全てではありませんが、通常精神科領域で使用される
ほとんどの薬が載っていますので、とても頼りになります。

 

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さて、クライエントさんの話を聴いていると、
薬に関連する話がよく出てきます。

 

いつも学んでいるお馴染みの薬や、
話によく出てくる薬については頭に入っているのですが、
それ以外の薬の話も出てくることがあります。

そんなとき、『こころの治療薬ハンドブック 第9版』
に助けられています。

 

※頭に入っている薬の場合でも、時々の確認は必要ですね。

※薬の情報を提供することはあっても、
診断や処方はしていません(できません)

 

例えば、薬の種類と情報を100種類覚えていたとしても、
肝心のクライエントさんにお話しするとき、
うっかり間違った情報を伝えてしまうようでは何にもなりません。

※人間は、間違えますので。

 

次回、クライエントさんにお会いできれば訂正できるチャンスはありますが、
もう二度と会わないクライエントさんの場合、
間違った情報を渡しっ放しになる危険性があります。

カウンセラーとして、それは本当にしてはいけないことですね。

気をつけていかねばと思います。

 

「たくさん覚えていること」よりも、
「必要なときに、正しい情報を提供できること」の方が
100倍大切だと思います。

もちろん、薬のメカニズムや基礎知識を学んだ上での話しですが。

 

うっかり間違った情報をクライエントさんに提供してしまわないように、
これからも『こころの治療薬ハンドブック 第9版』を活用していきます。

 

ちなみに私は機械設計をするとき
(カウンセラーを目指す前からずっとやっている仕事です)、
20年以上前から覚えているJIS規格のお馴染みの数値でさえ、
図面に書くときはJIS規格の本で合ってるかどうか調べます。

絶対に間違ってはいけないと思っているからです。

(1mm未満の寸法でも、間違っていると大変なこと
(責任問題や製造の遅れなど)になる)

 

カウンセラーとしての薬に関する知識も、設計におけるJIS規格同様に、
気を引き締めて取り扱っていきますね。

 

クライエントさんの前で知ったかぶりをせずに、
「ちょっと調べさせていただきますね」と
『こころの治療薬ハンドブック 第9版』で確認する。

その行程を、恥ずかしがらずにしっかり行っていこうと思います。

 

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話は変わりますが、
あるがままグループレッスン(第2回)」の開催日が
明日(2015年7月19日)に迫ってきました。

※申し込み受付は、終了しています。

 

県外から来られる方が4名もいらっしゃいます。

明日は精一杯講師を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

参加される方は、気をつけてお越しくださいね。

 

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↑レジュメの改訂等の準備も無事に完了しています。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!