「ありのまま」の映画をようやく観ました ~症状を消すのが目標ではない

昨年の春~夏頃(?)、
『アナと雪の女王』という映画が流行りましたね。

 

多くの人がブログに
「ありのままの姿見せるのよ~♪」
「ありのままの自分になるの~♪」
の歌詞を書いていたので、

「あるがまま」「ありのまま」という言葉に敏感な私は
ずっと気になっていました。

 

何がどう、ありのままなんだろうって。

 

snow

 

昨日、レンタルDVD屋さんでちょうど見つけましたので
借りて観てみました。

たった今、観終ったところです。

 

なるほど。

こういう映画だったのですね。

 

姉の女王エルサも、妹の王女アナも
庶民的で親しみやすくて何だかほっとさせられました。

特に、妹のアナは素が「ありのまま」ですよね。

 

欲しいものは欲しいとはっきり言う。

好きなものは好きと言う。

行動するときは一生懸命。

すごく自己一致している感じ。

 

そういう部分が魅力的で
私も見習いたいと思いました。

 

そして、姉のエルサの歌。

「ありのままの姿見せるのよ~♪」
「ありのままの自分になるの~♪」

「悩んでいたことが嘘みたい♪」
「だってもう自由よ。何でもできる~♪」

 

いい曲ですね。

松たか子さんの歌声と
エルサが今までの自分を脱ぎ捨てて、
自分らしさを発揮しながら氷の城を作っていくシーン。

素敵だなって思いました。

 

この曲の「悩んでいたことが嘘みたい」の部分。

私も社会不安障害を克服できた後に
そう思ったことがあります。

 

社会不安障害(SAD)で悩んでいたときには、
「もうこの悩みからは、脱出できないのかな」と
弱気になったことも何度もありますが、

小さな取り組み(プロフィール参照)の積み重ねが
潜在意識下での変容(SAD克服)を進行させていたのでしょう。

 

その後、「悩んでいたことが嘘みたい」と思えるときを
迎えることができました。

 

snow2

 

SAD克服に向けての取り組みの中では、
手や声の震えなどの症状を消そうとしないことを重視しました。

症状を消すのが目標ではなくて、
症状が出ても「それでもいいよ。これが私なんだ」と
受け入れて自分を許せるようになることが目標。

 

「震えたら絶対ダメ!」と自分を追い詰めるのではなくて、
「馬鹿にされるのが怖いんだね。それでもいいよ」
「震えてもいいよ」「震えながらやろう」と
自分に寄り添うことを積み重ねる。(できる範囲で)

それが、じわじわと効いてきて、いつか
「悩んでいたことが嘘みたい」と思える日につながります。

 

消そうとしても消えなかった手や声の震えが、
「震えてもいいよ」と思えるようになると
逆に震えなくなってきます。

 

『とは言っても、「それでもいいよ」「震えてもいいよ」
なんて思えない……』

そういう方も多いと思います。

(試行錯誤していた頃の私もそうでした)

 

その感情的に辛い部分を含めて、
カウンセラーとしての私は
しっかりサポートしていきたいと考えています。

実際に悩み、克服を体験したからこそ
分かる工夫がいくつもあります。

 

映画の話から離れましたね。

「ありのままの姿見せるのよ~♪」

私自身も、もっともっと「ありのままの姿」を見せられるように、
これからも取り組んでいこうと思います。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!