国語の音読

昨日の夜、仕事が終わってから、
小学校の先生をしている友人とお話会をしました。

 

私が友人に、

「国語の時間に、本を音読するのが苦手な子って、たくさんいますか?」

と質問をすると、

「多いですよ」

と教えてくれました。

そして、正に今、ある一人の生徒のことで、心を痛めているとのことでした。

 

友人は、愛情を持って生徒のありのままを受け止めながら
寄り添っていくという姿勢の持ち主です。

私も大いに感心させられ、また、見習っていこうという思いになります。

 

友人が心を痛めているのは、他の先生の生徒に対する関わり方のこと。

先生の中には、うまく音読ができない生徒に対して、

「何でそんなこともできないんだ!」

と言って、生徒を責める人も多いようです。

 

そうやって責めても、生徒の心の傷を深くするだけなのに……。

非常に残念に思います。

うまく音読できなくて、一番辛い思いをしているのは、きっと生徒自身。

先生に「やれ!」と言われて、やれるくらいなら、
はじめからそうしているのにね。

 

私なら、苦手な国語の音読があるのにも関わらず、
ちゃんと学校に来てくれたその気持ちを、まず受け止めてあげたい。

そして、声が震えてもいいし、ほんのちょっとしか音読ができなくても

「それでもいいんだよ」

「よく頑張ったね」

と言って、褒めてあげたい。

心の中にため込んだ辛かった気持ちも聴いてあげたい。

 

もしかすると、その子を取り巻く学校や家庭などのシステムが、
幅広くその子の悩みに関係しているのかもしれませんが、

その子にとって、心に寄り添ってくれる先生(私の友人)の存在は、
きっと大きなもの。

あくまで生徒に寄り添う姿勢の友人が、とても頼もしく見えました。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!