発達障害に気づかない母親たち~優れている点を活かす

星野仁彦先生の本、
『発達障害に気づかない母親たち』
を読みました。

 

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この本には、「女性の発達障害の特徴」や
「家庭や夫婦間において、なんだか上手くいかない事例」、
「世代間連鎖と子育てについて」、
「もっと楽に生きるための心掛け」、
「必要なサポート~夫などからのサポート~」などについて、
読みやすい言葉で書かれています。

 

家庭内においての女性の仕事の大変さや、
孤立しがちな実情などにも寄り添ってくれるような
内容になっています。

これはきっと、星野先生のお人柄と経験が
表れている部分だと思います。

 

発達障害の傾向をお持ちの女性で、
家庭内の仕事や外との付き合い、子育てなど…

「やらなくてはいけないことが山ほどあるのに、
上手く順序だててこなせない」、
「そんな自分に強い劣等感や無気力感を感じる」、
「孤立しがちで辛さを一人で抱え込んでいる」といった方に、
読んでいただきたい本だと思いました。

 

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ここで、本書の「天才的な力を発揮する人が多い」のページより、
発達障害の人の優れている点について書かれている部分を引用します。

 

発達障害の人の優れている点として、特定のことへの集中力やこだわりがとても強いことが挙げられます。

こだわりの強さは、予定の変更にパニックになる、超マイペースで人のペースに合わせない、人からのアドバイスを受け入れないなど、コミュニケーション面で問題視されることがありますが、これが学業や仕事に結びつくと、素晴らしい才能や業績につながることが多いのです。

●星野仁彦著『発達障害に気づかない母親たち』
(PHP研究所/2016/P87)より引用

 

「特定のことへの集中力やこだわりの強さ」

これを活かせるといいですね。

 

職業としては、研究職や学者、作家、マスコミ関係、
イラストレーター、デザイナーなど。

母親としては、本人が何に興味があるのかによりますが、
料理、掃除、手芸、子育ての専門知識の学習など。

 

発達障害ではない人よりも、
ずっとずっといいものを生み出せる可能性があります。

大切なのは、周囲の人が、
「認めて褒めてあげる」ということ。

 

発達障害の人は、誰かしら自分のことを認めてくれる人に出会うことが大切です。

その出会いが精神的な安定感につながり、特に女性の場合、包容力ややさしさといった魅力として発揮されます。

●星野仁彦著『発達障害に気づかない母親たち』
(PHP研究所/2016/P91)より引用

 

自分の得意・不得意なことなどの特性を理解して、
★得意なことは伸ばす
★不得意なことは工夫する(サポートを得ることも含めて)

そして、心理的なサポートとして、
自分のことを認めてくれる人と出会うということも大切です。

 

なかなかそういった人と出会えない場合は、
カウンセラーを利用するということも一つの手だと思います。

私も、不安障害と同時に発達障害も抱えておられる方の
サポートをよりよく行えるように、
これからも発達障害関連の学習や研究、経験の積み重ねなど、
積極的に行っていこうと思います。

 

不安障害と発達障害の両方でお悩みの方へ。

「認めて褒めてくれる人と出会いたい」と思われたとき、
よろしければ、私の個人セッションのことを思い出してくださいね。

温かい気持ちで、お待ちしております。

 

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●不安障害 克服へのプロセス

不安障害(社会不安障害、パニック障害等)を克服するプロセスは、
上がったり下がったりを繰り返しながらも、
全体的には克服に一歩一歩近づいていくようなイメージです。

一時的に落ち込んだり、逆戻りしたと感じるようなことがあったとしても、
前を向いて取り組んだことは、必ずプラスとして蓄積されています。

ほんの小さなことでも構いませんので、
不安障害の克服につながる「できること」を積み重ねていきましょう。

※「何よりもまず、しっかり休むこと」が、
「できること」ととして適切な場合もあります。

そして、取り組んだ後は、
「よく頑張ったね」と自分のことを褒めてあげてくださいね。

「何を」「どのように」取り組めばいいのか分からない方、
もっと自分に合わせた方法を知りたい方、
専門家に相談しながら無理なく効果的に取り組みたい方は、
私の
個人セッション】【グループセラピーをご利用ください。

確かな内容で、かつ優しく丁寧にサポートをさせていただきますね。

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!