フォーカシング創始者のジェンドリン先生の本、
『フォーカシング』を読みました。
書籍『フォーカシング』には、
フォーカシングの基本や応用、対話する上での大事なことなど
いい内容が詰まっています。
フォーカシングだけにとどまらず、
傾聴に関する記述が多かったことも印象的でした。
もともとジェンドリン先生は、
来談者中心療法創始者のロジャーズ先生の元で学び、
共同研究を行ってこられた先生なので、
それで自然なのかもしれません。
今回、本書を読んだことで
ジェンドリン先生の描いていた形での
フォーカシングの基本が見えてきました。
ただ、正直に書きますと……
本書は、翻訳に難があると感じました。
フォーカシングという、
微妙な体感覚(フェルト・センス)を言葉で表現するのは
ただでさえ難しい分野なのに、
翻訳がこなれていないので頭にスッと入ってこない。
もともとフォーカシングに関する知識を持った状態で
読んでいたことがせめてもの救いで、
自分の中にある知識と参照しながら読み進めることができました。
本書を読みながら、
色々な感情を持つフェルト・センスが私の中に生まれました。
何か窮屈で……
胸の辺りにある……
丸いもの……ボール?……カプセル?……
……に閉じ込められている……
揺れ動いていて……
今にも外に飛び出しそう……
(もどかしさ、イライラ感、投げやり感など)
もしかすると、私の読解力の足りなさが
原因なのかもしれませんが……。
専門家としてフォーカシングも活用していく以上、
創始者であるジェンドリン先生の本、その中でも基本となる一冊に
触れないわけにはいかない。
そう思っていましたので、少々苦戦しましたが
今回読み切ることができてよかったです。
ただ、全部理解してしっかり吸収できたという感じはしないので
これからも、何度か読み返してみようと思います。
ジェンドリン先生の『フォーカシング』。
フォーカシングの本家本元の本を
読みたいという方にはオススメしますが、
フォーカシングを分かりやすく学びたいという方には
他の本(池見先生や近田先生やアン・ワイザー先生の本)を
オススメしたいと思います。
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今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!