あるがまま

カウンセリング&セラピー S-Breeze
(不安症専門☆愛知・岐阜・三重)

子どもの貧困と私の弱み

先日、夜のニュースの特集で
「子どもの貧困」について放送されていました。

今の日本では、17歳以下の子どものうち6人に1人が
「子どもの貧困」に相当しているそうです。

※一人親世帯の子どもでは、2人に1人が「子どもの貧困」。

 

番組では、モデルケースとして
母親(20~30代くらい)と
2人の娘さん(保育園~小学生低学年くらい)の
3人家族の事例が紹介されていました。

 

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そのお母さんは、飲食店でフルタイムで働き、
手取り月収約9万円。

そこから支払分を除くと、残り2万円。

その2万円を食費などの生活費としているそうです。

 

2人の小さな女の子を育てながら、
フルタイムで働き、ギリギリまで生活を切り詰め、
それでも毎日頑張り続けている姿に、
私は「すごいなぁ」と尊敬の気持ちを抱くと同時に、
そのお母さんの娘さん達への愛情を強く感じました。

 

「自分だったらできるだろうか?」

 

私自身、30代前半のときに1回目の個人事業を失敗し、
多額の借金返済の日々を経験していますが……

そのときは1日に3つの仕事をしたりなど、
睡眠時間を減らしながら、働き続けていました。

当時は、社会不安障害を発症し症状と戦いながら、
貧乏生活と借金返済とも戦うということをしていました。

 

「当時は、精神的にも、肉体的にも、
ボロボロに追い詰められていたなぁ……」

 

でも、何とか頑張り続けることができたのは、
自分の身一つで行動できたからだと思います。

2人の娘を育てながら同じことができたかというと、
多分無理だったでしょう……。

 

「キャベツとマカロニとマヨネーズ」

 

当時、私は毎日これだけを食べて生きていました。

※キャベツとマカロニを一緒にゆでて、
マヨネーズをつけて食べる。

※当時の私にとっては、コンビニ弁当でさえ、
手が届かないごちそうでした。

 

これも、自分一人だったからできたことです。

番組の事例のお母さんは、
できる範囲で工夫をしながら、
子ども達に食べさせる料理をきちんと作っていました。

本当に、「母親の愛って偉大だなぁ」と思いました。

 

番組では、2人の娘さんがお絵かきしている様子も
放送されていました。

2人の娘さんが楽しそうに描いていた絵は、
「卵焼き」の絵。

カラフルに美味しそうに、上手に描かれていました。

 

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※このイラストは、他の方が描いたものです(無料提供画像)

 

ハッキリとした言葉は覚えていませんが、
「卵焼きは美味しいから大好き!食べたいなぁ……」
みたいなことを娘さん達は言っていました。

私はその言葉が心に響き、
「食べさせてあげたいなぁ……」と強く思いました。

 

ホッとしたのは、娘さんたちが笑顔で楽しそうだったこと。

描いていた卵焼きの絵が、カラフルで、純粋だったこと。

 

生活が苦しくて好きなものが食べられない状況の中でも、
お母さんの愛情はしっかり娘さんたちに届き、
娘さん達は安心しながら生きているんだなぁということが
画面から伝わってきました。

その点からも、そのお母さんが、
すごくよく頑張っているということが
伝わってきました。

 

子どもの貧困化は、今でも増え続けている状況と聞きますが、
行政の支援の拡大やシステムの充実化に期待したいところです。

こういう部分にこそ、お金を使って欲しいと
個人的には思いました。

 

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番組を観た翌日、仕事仲間に
「娘さんたちの描いた卵焼きの絵」
について話しました。

話しながら、思わずグッと来て、
軽く声を震わせながら、軽く涙ぐんでしまいました。

 

仕事仲間は、それについて何も言わずに、
ただ私の話を聞いていてくれました。

(感謝!)

 

子どもさん達が、けなげに頑張っている姿を見ると、
すぐにグッと来て喜ばせてあげたくなる……

それが、私の個性であり強みであると同時に、
弱みでもある(枠組みを守るべきカウンセラーとして)
と再認識しました。

 

今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!

個人セッション 愛知

   

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