水島広子先生の本、
『女子の人間関係』を読みました。
本書では、女性の「男性から選ばれる立場」という面に着目し、
その立場ゆえに起こりがちな心の傾向について書かれています。
※「選ばれる立場」と「選ぶ立場」の両面があると思いますが、
本書では「選ばれる立場」に着目しています。
女性の社会進出があたりまえになった現在でも、
「どんな男性と結婚したか」によって
社会的地位が左右されてしまうという部分が
根強く残っているとのこと。
その辺については、男性の私よりも女性の方のほうが
強く実感されているかもしれません。
あくまで、人それぞれだと思いますが……
「選ばれる」ということを中心に考えてしまうことが、
女性同士の人間関係を難しくしてしまったり、
悩みの原因になってしまったりするようです。
選ばれない自分と、選ばれたあの人。
何かに我慢している自分と、我慢していないあの人。
持っていない自分と、持っているあの人。
……など。
「選ばれる」という観点が他人との比較につながってしまい、
頭の中はそればっかりという状態になってしまう方もおられると思います。
そうなると、自分も相手もしんどいですよね。
『女子の人間関係』には、
そういった人間関係に巻き込まれずに
自分を守るコツが多数解説されています。
女性同士の人間関係にお悩みの方が読まれると
いいヒントを得られる本だと思います。
「意思のある女性として、自然体で生きていく」
「どうすれば好かれるか」ではなくて、
「自分はどうしたいか」で考えていく。
大事なことですね。
本書は私にとって、女性のクライエントさんの悩みを
より深く理解するためのヒントをくれる本でした。
本書を読んでインプットしたことは、
今後に活かしていこうと思います。
最後に……
私も「選ばれなかった経験」、何度かしています。
いい経験をさせてもらったと思っていますし、
今ではいい思い出になっています。
思い出すと、切なかった記憶や恥ずかしかった記憶などが
薄っすらと蘇ってきますが、
そういうのがまた人生の彩りとして貴重に感じられる今日この頃です。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!