「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる!

今日は、古宮昇先生の本、
ぶり返す!「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる!
の紹介をします。

 

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実は、先日参加した竹内先生の講演会/研修会に
古宮先生が来ておられたので、
あいさつをしてお話することができました。

古宮先生は、すごく丁寧に私の話を聴いてくださる方でした。

お話したのは、ほんの短い時間でしたが、
その聴く姿勢や言葉の使い方など、とても勉強になりました。

真似したいなと思ったところを、自分の中にも取り入れていこうと思います。

 

ここから本の話に入ります。

この本には、子ども時代に負った「愛情飢餓」を癒すという視点で
「怒り」「悲しみ」「不安」「不満」「うつ気分」など
ぶり返す感情を解消するための方法が多数紹介されています。

また、子ども時代に「愛情飢餓」を負ってしまった方の事例も
多数載せられていますので、
読みながら自分はどうだったのかと振り返ることもできます。

 

本で紹介されている癒しの方法は、私がこれまで行ってきた
「ありのままを受け入れる」方法との親和性もよく、
組み合わせて活用できると感じました。

また、お一人お一人に合わせた対応をするための
引き出しを増やすという意味でも読んでよかったと思いました。

 

ほぼ丸々一冊「愛着」に関する内容ですが、
その中から、興味のある方が多いと思われる
「なぜ、人の目が気になるの?」の部分を引用します。

 

なぜ、そこまで人の目を気にして、
こころに重荷や制限をつくってしまうのでしょう。

それは、親との関係の中で、「素の自分では受け入れてもらえない」
と感じた経験からきています。

●古宮昇著『ぶり返す!「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる!』
(すばる舎/2013/P95)より引用

 

子どもの頃に、
親にありのままの自分を受け入れてもらえなかった経験をすると
大人になっても他の人に受け入れてもらえる気がせずに、
「悪く思われたらどうしよう」と
萎縮してしまうようになることが多いと思います。

それに、ありのままを受け入れてもらえなかった場合。
心の奥に強い怒りを抑圧し、それが自責へとつながることもあります。

本書では、その怒りから自責へつながるメカニズムについても
書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。

 

なお、本書では、「ディマティーニ・メソッド」という方法が
何度か紹介・推奨されていますが、
私としては、その部分を気にせずに読みました。

得られるものが多い、読みやすくて分かりやすい一冊です。

 

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今日も、ありがとうございます!

皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!